敏感肌の方や、お肌が一時的にゆらぎやすくなっている方は、スキンケア化粧品選びに苦労されると思います。中でも、クレンジングはメイクを落とすものなので、どんなクレンジング料でもお肌に負担はかかってしまいます。
それでも、敏感肌でもつかいやすいものを探したいですよね。
そこで今日は、敏感肌におすすめのクレンジング料を探すヒントになるような情報をお伝えしようと思います。

敏感肌の原因

敏感肌におすすめのクレンジングのお話しの前に、敏感肌になってしまう原因について考えたいと思います。

実は、敏感肌の原因として一番多いのは、間違ったスキンケアなどによってお肌が乾燥することによる、バリア機能の低下です。

バリア機能には主に二つの役割があります。
一つは肌内部の水分が出ていくのを防ぐこと。もう一つは外部からの刺激から肌を真折ること。
バリア機能が低下するということは、この二つの働きが弱くなるということなので、乾燥しやすく、外部からの刺激に反応しやすくなるというわけです。

乾燥によるバリア機能低下以外の原因としては、次のようなことがあります。

・加齢によるお肌の保湿成分の減少
・肌老化による皮薄化（皮膚が薄くなること）
・紫外線ダメージ
・花粉症による肌荒れ
・アトピー性皮膚炎などお肌の病気
・遺伝、体質（アレルギーなど）、ストレスなど
・不規則な日常生活

いずれにしても、お肌が刺激を感じやすくなっているため、優しいクレンジングが必要になります。

敏感肌におすすめのクレンジングは成分で選ぶ

ひと昔前なら、クレンジングのタイプによって、ある程度お肌への刺激の強さを想像することができました。
例えば、オイルタイプは、洗浄力が高い分、刺激が強い。ミルクタイプは、洗浄力は弱いけど刺激は少ない。など。
今は、クレンジングの種類が増え、タイプだけで決めることが難しいです。
そのため、タイプとともに成分も一緒に確認する必要がありません。
そのうえで、タイプ別に敏感肌におすすめのクレンジングを見ていきましょう。

オイルタイプなら油脂系のクレンジングを

オイルタイプのクレンジング料は、脱脂力が高く洗浄力が強いです。
ポイントメイクもファンデーションも、一気に落とせることは大きなメリットです。
でも、お肌のうるおい成分まで洗い流してしまうのは、敏感肌にとって大きなデメリットです。
そんなオイルタイプの中でも、油脂がメインのクレンジングオイルだと、オイルの中では脱脂力が一番低いのでオススメです。

ジェルタイプならオイルフリーで優しい洗浄成分のものを

クレンジングジェルには、水性タイプと油性タイプの2つのタイプがあることをご存知でしょうか？
さらに言うと、水性タイプには、オイルインとオイルフリーの2種類があります。
先ほどお伝えした通り、オイルは脱脂力があるため、乾燥しやすくなります。
そのため、ジェルタイプを選ぶなら、水性タイプのオイルフリーがおすすめ。
そのうえで、どんな洗浄成分が使われているかを確認しましょう。
敏感肌の方場合は、お肌と同じ弱酸性のアミノ酸系界面活性剤を使ったものが無難でしょう。

ミルクなら洗い流すタイプを選ぼう

クレンジングミルクは、お肌への余分な摩擦を抑え、皮脂を落とし過ぎず適度なうるおいを残したまま汚れだけを取り除いてくれます。
洗い流すタイプとふき取るタイプがありますが、お肌への優しさを考えるなら、洗い流すタイプ一択です。
もう一つ気を付けるとしたら、クレンジングミルクは洗浄力が最も弱いので、濃いめのメイクを落としきれないことや、落とすのに時間がかること。
クレンジングミルクを使うなら、マイルドな洗浄料でも落としやすいメイク料でメイクするようにしましょう。

その他にもクレンジングのタイプがありますが、上記の３つのタイプの考え方を応用することができるかと思いますので、ここでは割愛いたします。

敏感肌のクレンジングで避けたい成分

化粧品成分の種類は膨大なので、なかなか覚えるのは難しいと思いますが、良い成分よりも避けたい成分の方が重要かもしれません。
次のような成分が入っていたら、注意が必要です。

・アルコール（エタノール）
・合成香料
・合成着色料
・PG
・DPG

まとめ

敏感肌におすすめのクレンジングについてお伝えしました。
クレンジングはどんなものを選んでも、お肌に負担をかけるものなので、少しでもお肌に優しいものを選びたいですね。とはいえ、メイクや汚れをきちんと落とすことも大切。
ただ単に優しいということだけではなく、普段どんなメイクをしているのかとのバランスを見ながら、最適なクレンジングを見つけていただければと思います。
この記事が、敏感肌の方のクレンジング選びのヒントになれば幸いです。