保湿効果をより実感するためのフェイスマスクの選び方や使い方

特別なケアアイテムとして、取り入れられることの多いフェイスマスク。フェイスマスクには、即効的な高い保湿効果があるので、イベント前や肌が疲れた際のスキンケアアイテムとして最適です。そこで、今回は、フェイスマスクの保湿効果やエイジングケア効果についてご紹介します。

フェイスマスクの保湿効果と上手な使い方

シートタイプでは表皮の角質層を覆うことで、塗るタイプでは成分が皮脂膜のようなはたらきをすることで、水分の蒸散を防ぐとともに美容成分や保湿成分を浸透させる密封効果を発揮します。そのため、普通に化粧水や美容液を使うよりも高い保湿効果が期待できるのです。

また、フェイスマスクには、スペシャルケア向けにいろいろな美容成分を凝縮させた贅沢なアイテムがあります。価格的には高価になりますが、密封効果と相まって、美容成分の持つポテンシャルが最大限に発揮されることが期待できます。

フェイスマスクの保湿効果を最大限に発揮させるには、正しく使うことが大切です。

使用する順番は、マスクのタイプによって違います。水溶性成分が多くサッパリしたタイプなら、化粧水の後、美容液の前に、コッテリした乳液タイプなら美容液の後、乳液や保湿クリームの前に使いましょう。洗い流すタイプは、洗顔後に使うものもあります。

フェイスマスクを使用する効果的なタイミングは、お風呂上りです。お風呂上りは、リラックスした時間でもあり、余裕もあります。また、お風呂で体温が上がって毛穴が開いています。そして、お風呂で肌に入った水分が蒸散してしまうので、入浴後に化粧水を使った後、フェイスマスクを使うことでより高い保湿効果が期待できます。

使用時間は、タイプによって異なるので、使用説明書に記載の時間を守りましょう。長く使いすぎると乾燥肌の原因になります。密封効果の高いマスクの場合は、角質層が水浸し状態になってバリア機能低下の原因になってしまい、乾きやすい素材の場合は、美容成分が逆にマスクに戻ったり、肌の水分を吸い込むリスクもあります。

エイジングケアも考えたフェイスマスクの選び方

保湿効果を考えた場合、どれがいいということはなく、使う目的や肌質などに応じて、自分に合うものを選ぶことが大切です。

毎日のスキンケアで使いたい場合は、リーズナブルな価格で刺激がなく、手軽に使えるものがよいでしょう。ただし、20代や普通肌で肌老化が気にならない方にはおすすめですが、エイジングケアを考えたい場合には、物足りなさを感じることもあります。

そこで、30代からのエイジングケアを本気で考えたい方や肌悩みが深い方は、素材や保湿成分にこだわることがおすすめです。おすすめ素材は、高い密着力と密閉性で美容成分を浸透させる力が高い、バイオセルロースです。おすすめの保湿成分は、保湿力の高いセラミド、特にヒト型セラミドやヒアルロン酸、プロテオグリカンなどです。また、機能性の高いエイジングケア化粧品成分である、ヒト幹細胞培養液、プラセンタエキス、ナールスゲン、ネオダーミル、EGF、FGF、カルノシン、アスタキサンチン、フラーレンなどもおすすめです。

まとめ

最近では、フェイスマスクのタイプや配合成分の種類が多様化してきたので、自分の肌質や肌状態、肌悩みやスキンケアのスタイルに合わせて選べるようになりました。だから、フェイスマスクの保湿効果やエイジングケア効果が最大限発揮できるように、上手な選び方や使い方をしましょう。